1.白幡神社(しらはたじんじゃ)

室町時代中期(1435),寺尾城主の諏訪氏が中心となって創建したと伝えられます。古くは白幡大明神と言って、寺尾4ヵ村(東寺尾,北寺尾,西寺尾,馬場)の総鎮守でした。明治6年(1873)に村社になり白幡神社と名前を変えています。

白幡神社の桜
2.白幡公園(しらはたこうえん)

幼い子供たちの遊び場で、ログハウス「ピッコロ」のある公園。周囲は樹林に囲まれているため、時折園内で遊ぶ子供たちの歓声だけが聞こえる静かな公園です。高台にある小さな広場は、桜の咲く頃はお花見の穴場になっています。

3.松蔭寺(しょういんじ)

創建は鎌倉時代末期(1334)、鎌倉の建長寺第30世仏寿禅師と伝えられています。寺宝の阿弥陀如来は国立博物館にあります。境内の慈眼堂は里見義高が病苦の人々を助けるため、穴を掘りその中に入り死去、付近の人が悲運を哀れみ建てたお堂です。

4.東寺尾ふれあいの樹林 (ひがしてらお ふれあいのじゅりん)

所有者の好意により提供されている緑地です。野菜を栽培したり、雑木林の中で子供達を集めて木の実の工作やネイチャーゲーム、豚汁パーティなど自然とのふれあいを大切にしています。

5.入江川せせらぎ緑道 (いりえがわ せせらぎ りょくどう)

家並みの谷間に作られた小川のせせらぎを感じる散策路。神奈川下水処理場で高度に処理された水を流し、水辺を活かしながら、樹木や花を植えたり、遊歩道を設置して、憩いとふれあいの場所になっています。

6.建功寺(けんこうじ)

室町時代後期に、小田原の後北条氏に仕えていた寺尾城主諏訪三河守が建てたお寺。数々の功績をたてたことで「建功寺」と命名しました。叉総持寺が能登から鶴見へ移転の際の功により、永代色衣着用を許されています。客殿の奥には、造園家でもある現住職の設計による、釈迦の一生をテーマとした回遊式庭園があります。

7.馬場赤門(ばばのあかもん)

江戸時代末期に周辺四ヵ村(東寺尾,北寺尾,西寺尾,馬場)の総代名主を務め、名字帯刀を許された澤野家の門です。幕府から特に紅殻塗りを許された格式の高い門です。横浜市の歴史的建造物に認定されています。

8.馬場花木園(ばばかぼくえん)

平成11年に開園した市内ではめずらしい和風庭園。池の周りを中心に四季折々の花木を楽しむことが出来ます。また池には水鳥の遊ぶ姿も見られ、ゆったりとした気分になれます。園内の東屋(あずまや)風の休憩棟は茶会などに利用されています。

9.馬場稲荷(ばばいなり)

寺尾城主5代目諏訪馬之助が馬術上達を祈願して訓練に励んだところ、その願いがかなって馬術が上達し、北条氏康旗下の十勇士に名を連ねたと言われています。それ以来、武家の馬術上達祈願の者が絶えず、鶴見川橋たもとの三家に道標が建っています。

10.寺尾城址と空掘 (てらおじょうしと からぼり)

中世寺尾の領主諏訪家5代の城址。「寺尾城址」の碑があります。空堀は、中世の城郭を今に伝える貴重な遺構で、整備され殿山公園として保存されています。

11.宝蔵院(ほうぞういん)

創建された時代は不詳ですが、山門は鎌倉時代のもので、板戸、獅子の彫刻は、同時代の風格をよく表現しています。樹齢600年の源平五色の椿(げんぺいごしきのつばき)は、かながわ名木100選に選ばれています。

宝蔵院の五色の椿
12.桔梗家(ききょうや)

宝蔵院の門前のバス通りにある菓子店です。宝蔵院の椿にちなんで作られた「源平五色の椿」が有名で、鶴見の数少ない銘菓の一つです。

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